何から始めれば良い?
「介護のキホン」
いつかはその日が来ると分かっていても、多くの方々にとって介護は突然始まるものです。
そのため、いざ介護が始まると、何をすべきか、誰に相談して良いものか分からず、
不安を抱える方がほとんどでしょう。
実際に介護が始まった時の、負担や不安はさまざまです。
- 自分の自由な時間を
持てなくなるのでは? - 離れて暮らして
いるから、
頻繁に通うのが
難しい・・・ - 体力的に
もつか心配で・・・ - 夜間の介護で、
睡眠不足が続きそう - 介護のために
仕事を休んだり、
早退も多くなりそう - 精神的なストレスが
溜まっていく - 家を空けることが
できなくて大変 - 介護と家事の
両立は難しそう
ここでは、
実際の介護に直面した際の不安を少しでもなくし、負担を減らすための基本的な知識をご紹介します。
介護サービスの種類
在宅サービス
ご自宅で受ける訪問型サービス
施設に通って受ける通所型サービス
施設サービス
老人ホーム
「介護付き」「住宅型」「健康型」と大きく3種類の老人ホームを選ぶことができます。
高齢者向け住宅
グループホーム
認知症の進行を防ぐため、少人数で穏やかに暮らせる環境で、専門知識のあるスタッフにより24時間体制でケアします。
民間企業が運営する『民間施設』の2つがあります。
民間の高齢者施設・住宅
有料老人ホーム
介護付き有料老人ホーム
住宅型有料老人ホーム
高齢者向け住宅
サービス付高齢者住宅
シニア向け分譲マンション
認知症対応型
グループホーム
公的施設
特別養護老人ホーム
養護老人ホーム
軽費老人ホームケアハウス
医療系介護
介護老人保健施設
介護医療院
どんな方におすすめ?
リビングプラットフォームの
施設介護
介護付き有料老人ホーム
こんな方に
オススメ
- ・排泄や入浴などのサポートが必要
- ・食事や清掃などの生活上のお手伝いをして欲しい
- ・24時間体制で介護を受けたい
- ・QOLの維持向上を目指したい
- ・日中に医療行為が必要
介護度によって定額の介護サービスになるため、看護職員が日中常駐し、ケアマネジャーを配置など、24時間介護スタッフが常駐しています。
日常の健康管理や生活相談、お食事、排せつ、お着替え、入浴など日常生活のさまざまな場面でサービスを提供しています。
毎日のレクリエーションや機能訓練指導員によりリハビリも充実。
介護度が高い方でも、介護を受けながら生活していくことができます。
住宅型有料老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅
こんな方に
オススメ
- ・日常のサポートを受けたい
- ・必要に応じて介護サポートを受けたい
- ・QOLの維持向上を目指したい
- ・他の方とのコミュニケーションを楽しみたい
高齢者が生活しやすい設備を備えた住宅施設で、食事・掃除などの生活支援サービスを提供しています。体調変化や事故など“もしも”の時が心配な方、困った時に頼ったり相談したりする相手が欲しい方へのサービスを提供しています。
スタッフが定期的にご利用者のお部屋を訪問し、何かあった場合には迅速に対応するので、利用者ご本人だけでなく、離れて暮らすご家族も安心です。
介護サービスも必要なサービスを選んでご利用いただけます。
認知症対応型高齢者グループホーム
こんな方に
オススメ
- ・認知症と診断された方
- ・少人数で穏やかに暮らしたい
- ・できる範囲で家事などにも参加したい
- ・QOLの維持向上を目指したい
グループホームとは、認知症を持つ高齢者のための施設です。
認知症の進行を防いだり遅らせるために、「ユニット」と呼ばれる最大9名の共同生活住居を組み、少人数で心穏やかに暮らせる環境を整備し、専門知識を持つスタッフにより24時間体制でケアを行います。
また機能訓練などを通して、可能な限り自立した日常生活を続けるようにし、ユニットごとに料理、掃除、洗濯など、できる範囲で役割分担を持ちながら暮らしていくことができます。
費用について
何よりも気になる費用のこと。
思ったよりも早く、あるいは思いもよらないタイミングで、介護が必要になることもあります。しかし、誰もが望む施設に入るための費用を、簡単に捻出できるわけではありません。介護施設に入所の際にかかる費用は、施設の種類によって異なりますが以下の費用が月額でかかります。
また、リビングプラットフォームでは、多くの施設で入居一時金が掛かりません。
家賃
管理費
食費
見守り費
介護サービス
自己負担分
- ※施設により敷金や介護保険自己負担が別途かかる場合があります。
- ※施設により日用品費・医療費・寝具のレンタル代などが別途かかる場合があります。
- ※地域により、特定の時期に冷暖房費が加算される場合があります。
介護保険について
介護保険について、もっと知りたい!
介護が必要になった高齢者やその家族を社会全体でサポートする仕組み、それが「介護保険制度」です。ここでは、加入するための条件、申請方法、そして有料老人ホームでも適用となる介護サービスについてご紹介します。
介護保険は、介護が必要になった際の費用を給付する公的な社会保険です。他の保険と同様、給付を受けるにはさまざまな手続きや審査があります。運営は市町村と特別区(東京23区)(以下、市区町村)が行い、これを都道府県と国がサポートします。介護保険制度は、40歳以上の人が納める介護保険料と公費(税金)で賄われています。
介護保険の対象および受給条件
対象者 | 65歳以上の方 (第1号被保険者) | 40歳〜64歳の方(第2号被保険者)で医療保険加入者
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受給条件 | 要介護、要支援状態 | 老化に起因する疾病(特定疾病※)により、要介護(要支援)認定を受けた場合 |
保険料の徴収方法 |
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末期がん/関節リウマチ/筋委縮性側索硬化症/後縦靭帯骨化症/骨折を伴う骨粗しょう症/初老期における認知症/パーキンソン病関連疾患/脊髄小脳変性症/脊柱管狭窄症/早老症/多系統萎縮症/糖尿病性神経障害・腎症・網膜症/脳血管疾患/閉塞性動脈硬化症/慢性閉塞性肺疾患/両側の膝関節もしくは股関節に著しい変形を伴う変形性関節症
介護保険の適用となるサービス
居住系サービス
(特定施設入居者生活介護・認知症対応型生活介護)
介護付き有料老人ホームなど指定を受けた特定施設に入居する方、認知症高齢者グループホームに入居する方が利用可能な生活サポートや介護サービス。
短期入所生活介護
(ショートステイ)
施設に短期間宿泊し、食事や入浴、排泄の介助、機能訓練などが受けられるサービス。
訪問介護
介護福祉士や訪問介護員が、利用者の居宅を訪れて行う食事や入浴介助、排せつ介助などのサービス。
通所介護
(デイサービス)
食事や入浴の介助、健康管理、機能訓練などを受けられる日帰りのサービス。
福祉用具の貸与
車いす、ベッドなど日常生活や介護に必要な福祉用具のレンタル・サービス。
介護保険サービスの負担額
介護保険サービスを受けるまでの流れ
利用者(高齢者)またはご家族
市町村窓口
要介護認定
- ・高齢者の「介護の必要性」の程度に応じて区分
- ・区分ごとに月々のサービス上限額が定まっている
要介護認定
- ・居住系サービス
- ・施設系サービス
- ・在宅系サービス